鷲羽山下電ホテル(岡山県倉敷市)を運営する下電ホテル(永山久徳社長)は、関連会社の下津井電鉄がかつて営業していた鉄道の現存車両をホテルの敷地内に移設するプロジェクトを行う。2020年に迎えるホテルの創業90周年記念事業の準備の一環で、移設費用の一部をクラウドファンディングで調達する。
クラウドファンディングサイト「キャンプファイア」を通して資金を調達。車両の運送費用(約440万円)、設置費用と駐車場改修費用(約300万円)の一部に利用する。
出資者には返礼品として、下津井電鉄車両模型、鉄道の営業当時を再現したジオラマセット、鉄道関連の復刻グッズ、下電ホテル利用券などを提供。今後行う予定のイベントへの参加権利も付与する。
下津井電鉄(岡山県児島~下津井間)は1991年に廃線。今回、旧下津井駅に現存する客車と貨車各1両をホテルに移設し、内外装の修復を行ったのちに一般公開。将来的にはカフェやイベントスペースとして活用する。
永山社長は「クラウドファンディングは資金調達よりも、下電ファン、軽便鉄道ファンへの呼び掛けの意味合いが強い。今後の修復や活用にも参加していただき、一緒に盛り上げていきたい」と述べている。
クラウドファンディング公募ページ
https://camp-fire.jp/projects/view/12821#main
facebookページ「【下津井電鉄】客車移設プロジェクト」
https://www.facebook.com/shimoden.resurrection.project/